皮脂をとりすぎると抜け毛につながるか?
日本の夏は高温多湿。汗や皮脂の分泌が多くべたつきやすい環境
です。
みなさんシャンプーで頭皮を清潔に保とうと努力されていることと
思います。
「シャンプーのしすぎは抜け毛につながりますか?」
「朝晩2回頭を洗っていますが、洗いすぎですか?」
「毎日シャンプーすると、皮脂の分泌量は増えるのでしょうか?」
このような質問もたくさん受けています。
この背景には「皮脂をとり過ぎると皮脂の分泌が活発になって、
もっと皮脂が多くなってしまう。」という俗説があります。
もし、これが本当ならば、頭皮が乾燥して悩んでいる方は脱脂力の
強いシャンプーで皮脂をきれいに取り去れば、シャンプー後に皮脂が
たっぷり分泌され、乾燥肌が改善されることになります。
しかし、こんなことをしても皮脂の分泌が急激に増えることはなく、
かえって頭皮はガサガサになって、抜け毛などトラブルをまねいて
しまいかねません。
ところが、これが全く間違っているというわけではありません。
皮脂をきれいに取り去った後は皮脂腺の働きが一時的に活発になり、
皮脂が分泌されやすい状態になります。
完全に皮脂を取り除いても、正常な頭皮環境にあれば、30分ほどで
皮脂が分泌されはじめ、皮膚常存菌が汗と皮脂を混じり合わせ、天
然のベールをつくり、外的刺激から頭皮を守るのです。
皮脂をそのままにすると、脂が紫外線によって酸化され過酸化脂質と
なり、抜け毛の増加につながりますので過剰な皮脂はしっかり取り
去っておくことが育毛にとって大切です。
そういったことからも皮脂の分泌量が多い夏は1日2回シャンプーしても
かまいません。
ただ、頭皮や髪が乾燥しやすくなりますので、トニックでうるおいを
補給しておくことが必要です。
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